「Tree of Savior」,OBT直前インタビュー。日本運用チームが半年を掛けて試みた改善の提案と,その結果が反映された内容とは - 4Gamer.net


インタビュー



~省略~

今回4Gamerでは,満を持しての日本サービスは,どういった経緯でこのタイミングになったのか,そしてどのような展開がなされていくのかを,プロジェクトマネージャーを務めるネクソンの今濱隆一郎氏に聞いてみた。


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以下、インタビュー内容の要約↓




日本だけなぜこんなオープンβテストの開始が遅れたのか?その経緯は?


-  第2次CBTおよび韓国でのCBTなどの結果を見て「このままでは3週間程度で飽きられてしまうだろう」と判断したから

-  ハック&スラッシュのMMORPGとしてのサイクル(敵を倒す→レアアイテムゲット→さらに強い敵を倒す→さらなるレアアイテムゲット)が途切れてしまうポイントが多かったため

-  日本のネクソンはそこに対しての改善点をまとめていたが、改善点提出前に韓国でOBTが始まってしまった



正式サービス開始後に改善するというわけにはいかなかったのか?


-  OBT中ならば「テスト」という名目があるため変更や修正は可能だが、正式サービス後に大掛かりな修正をいれるとお金を払ったプレイヤーのモチベーションは著しく下がってしまうと懸念したため

-  「ここを改善しないとすぐに飽きてしまう」という指摘をしたくても韓国では多くのプレイヤー詰めかけてプレイをしていたため、結果的にどうなるかの様子見が必要だった



韓国でのサービス開始直後に内容や不具合などで不満の声が挙がっていたということについては?



-  離脱プレイヤーも増加してしまったが、日本ネクソンは1ヶ月を掛けて修正すべきポイントとその改善案を書類にまとめ、NEXON KOREAに提出した

-  日本ネクソンの改善案が取り入れられるかどうか、NEXON KOREAと逐一会議を開き意見をすり合わせた

-  結果、問題点に対する,韓国と日本運用チームの改善案がまとまり,ようやくIMC Gamesとの協議に入った



日本では8月24日からOBTが始まることになったが、国際サーバーは4月と早めのサービス開始となったのはなぜ?

 

-  国際サーバーや東南アジアサーバーでのサービスは、ネクソンが運営として関与しているものではなく、サービス開始は独自の判断

-  そのために日本だけ大きくスケジュールが遅れているように見えてしまった



では、具体的にどんな改善が施されたのか?



-  日本ネクソンはToSをクエストインスタンスダンジョンフィールドでのモンスター狩りという3つの要素をバランス良く楽しめるMMORPGにしたいと考えていたが、韓国では経験値を獲得するための手段の大半がクエストの達成経験値カードの使用となっており,次にインスタンスダンジョン,最後にモンスター狩りという比率になってしまっていた

-  ToSはキャラクターを育成する要素が高いゲームなため、プレイヤーからは経験値をもっと効率的に獲得できるようにしてほしいというリクエストが寄せられ、開発はそれに応えなければならなかった(クエスト,インスタントダンジョンの優先的な追加等)

-  そこで日本からは、3つの要素をバランス良く伸ばしていき、遊び方の幅を広げる改善を提案

-  現在ToSはレベル135、つまり5次職あたりまでは、経験値が多く入ってサクサク遊べるという形に

-  クエストによってはマップで次に行くべき場所がどこか分からなくなることがあったが、次のマップの入り口をわかりやすくするため女神像の場所は最初から表示

-  チャットの表示についても、独自のスタイルから一般的なスタイルへと切り替え

-  キャラクターの能力を上昇させる「カード装備」



新しいコンテンツや機能についてはどうか?日本からの提案は?



-  中盤までの装備バリエーションの増加(ただし、ほとんどが反復クエストの報酬)

-  同一アカウント内のキャラクター間でアイテムを共有できる「チーム倉庫

-  防衛ミッションの追加 (色々なクラスでも活躍できる防衛ミッションを提案、現状は高レベルキャラクターを対象)



OBTが1か月以上というのは珍しいが、どういう理由なのか?



- OBTを「プロモーション」ではなく、本来の意味での「テスト」として考えている

- 1つ目の目的は「動作の安定化」 (サーバーの安定化、インスタントダンジョンの回線混雑の改善等)

- 2つ目の目的は「コンテンツ面での改善対応 」




Botなどの不正対策について 


-  「保護モード」というものも活用した不正対策を行う予定

-  保護モードになり、強制ログアウト状態になったアカウントが再度ログインしようとしても、「ある手続き」をしないとゲームがプレイできなくなる

-  不正をしていないアカウントが保護モードになってしまっても、「ある手続き」を事前に設定済みであれば、再度ログインするだけで通常通りプレイできる

-  大量にBotを扱っている業者だと「ある手続き」の設定と入力は相当な手間になるため、相当な効果を発揮する。もちろん、ログの個別調査や従来の処理も併用するため、より効率的な不正対策が可能に




OBTのサーバーの数と名前は?



-  サーバー数は3つ

-  ToSに登場する女神から取って「ライマ」「ジェミナ」「ヴァカリネ




正式サービス開始後の課金体系はどうなる?ガチャは?クラスリセットは?



-  現在検討中 韓国や国際と大きく違うようなことにはならない予定

-  衣装についてはクラス限定になっているので、ガチャに向いた作りではない

-  将来的にどうなるかわからないが、ガチャ要素を入れるにしても「Pay to Win」にはならないよう検討していく
 
-  スキルリセット/ステータスリセットについては基本的には韓国や国際と同じ(TPでの販売)

-  クラスリセットはシステム的に難しい




OBTではレベル上げが楽になっている?



-  レベル135まではサクサク遊べるので、育成に失敗してもそこまでなら比較的楽に作り直せる

-  OBTでは新たなゲームスタート地点としてオルシャが追加

-  経験値カードがもらえる反復クエストが増加

-  さらにマップ探索ボーナスや討伐ボーナスなども追加 

-  チームレベルシステムが導入 アカウント内の全キャラクターの合計レベルに応じて、獲得経験値が増えるため、しばらくは育成失敗したキャラクターも取っておいたほうがお得 




自分の画像。

以上、インタビューの要約でした!
なるほど、日本でのリリースが遅れた原因は改善点の提案とそれを適用させるためだったんですね(^q^)
日本独自の仕様を盛り込んで欲しかったけどそれは無いのかな?サーバの改善やバグの改善のなされているんでしょかね。期待ですね ー
やっぱりクラスリセットはシステム的に来ないっぽいですね、作り直しは大変だけどそのほうがゲーム的にはいいバランスになるはず・・・
あとは蓋を開けてからのお楽しみか( ´ー`)

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